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昨日の稽古後、整列のときに池口先生から

3月22日の東日本大震災で被害にあわれた

気仙沼市の階上中学校の卒業式で

梶原裕太さんが読み上げられた答辞について

少し話がありました。

先生はNHKのニュースで知った、とのことでしたが

恥ずかしながら私は知らず、帰ってから調べて

答辞の詳しい内容を知りました。

涙を堪えながらも、力強く、答辞を読み上げる梶原さん

失礼な表現かもしれませんが

中学生がこれほどの思いの答辞を読み上げる

これを聞き、あらためて今回の大震災の重大さと

悲惨さ、今ある日常が「当たり前、確実」なものではない

ということを考えさせられました。

どうかすると、平和ボケで不足ばかりが思い浮かぶ日常に

「行かされている」ものとしての

使命!

日常をいとおしむ気持ち!

周りの人や物に対しての感謝の気持ち!

こんな感情は、なかったと思います。

恥ずかしい!!

そして

あらためて、日々を大切に一生懸命に

できることをしっかりと

お互いに助け合いの気持ちを忘れず

過ごして行かなければ!と思いました。


後になりましたが、

3月11日の「東北地方太平洋沖地震」において

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

また、被災された皆様、ご家族の皆様に対して

心よりのお見舞いと、一日も早い復旧・復興を

お祈り申し上げます。


以下、梶原さんの答辞の全文と動画です。



本日は 未曾有の大震災の傷も 癒えないさなか

私たちのために 卒業式を挙行していただきありがとうございます。

ちょうど 十日前の三月十二日。春を思わせる暖かな日でした。

私たちは そのキラキラ光る日差しの中を希望に胸を膨らませ

通いなれたこの学舎を五十七名揃って 巣立つはずでした。


前日の十一日。

一足早く渡された、思い出のたくさん詰まったアルバムを開き

十数時間後の卒業式に思いを馳せた友もいたことでしょう。

「東日本大震災」と名づけられる天変地異が起こるとも知らずに。


階上中学校といえば「防災教育」といわれ、内外から高く評価され、

十分な訓練もしていた 私たちでした。

しかし、自然の猛威の前には、人間の力は、あまりにも無力で、

私たちから大切なものを、容赦なく奪っていきました。
 
天が与えた試練というには、むごすぎるものでした。
 
つらくて、悔しくてたまりません。


時計の針は 十四時四十六分を指したままです。

でも、時は確実に流れています。

生かされた者として、顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、

正しく、たくましく生きていかなければなりません。

命の重さを知るには、大きすぎる代償でした。

しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、

助け合って生きていくことが、これからの、私たちの使命です。



私たちは今、それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。

どこにいても、何をしていようとも、この地で、仲間と共有した

時を忘れず、宝物として生きていきます。

後輩の皆さん、

階上中学校で過ごす

「あたりまえ」に思える日々や友達が、いかに貴重なものかを考え、

いとおしんで過ごしてください。

先生方、

親身のご指導、ありがとうございました。

先生方が、いかに私たちを思ってくださっていたか、

今になってよく分かります。

地域の皆さん、これまで様々なご支援をいただき、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。

お父さん、お母さん、家族の皆さん、

これから私たちが歩んでいく姿を見守っていてください。

必ず、よき社会人になります。


私は、この階上中学校の生徒でいられたことを誇りに思います。

最後に、


本当に、本当に、ありがとうございました。


平成二十三年三月二十二日


第六十四回卒業生代表  梶原 裕太





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